孤高なCEOの秘密を知ったら、偽装婚約で囲われ独占愛に抗えない
「私も子どもの頃に来て以来なんですけど、ちょっとした水族館みたいで好きだったんです」
「そうか」
今回の出張の目的がひと段落し、あとは時間が許す限り気ままに観光するだけのひとときに、羽を伸ばすような気持ちなのは社長も私も同じなのではないかと思う。
「あれはなんだ?」
展望塔へ向かう途中で社長が見つけたのは、ハートの形をしたモニュメント。
天女の羽衣を思わせるハート形の白いアーチは、人の背丈くらいの大きさだ。
「ここはパワースポットなんですよ。“恋人の聖地”って言われてて、愛の原点を確かめに来る場所なんです」
「へえ」
見渡す限りの青い海を背景にした真っ白のモニュメントは、この辺りでは有名な絶景スポットでもある。
遊歩道を逸れて、そちらへと歩み寄る社長。
「“愛の原点”、“始まりの場所”か」
モニュメントの脇にあるコンセプトの説明書きを見つめ呟いた社長のそばに立つと、肩越しに私を振り向いてくる切れ長の瞳に捕まった。
「そうか」
今回の出張の目的がひと段落し、あとは時間が許す限り気ままに観光するだけのひとときに、羽を伸ばすような気持ちなのは社長も私も同じなのではないかと思う。
「あれはなんだ?」
展望塔へ向かう途中で社長が見つけたのは、ハートの形をしたモニュメント。
天女の羽衣を思わせるハート形の白いアーチは、人の背丈くらいの大きさだ。
「ここはパワースポットなんですよ。“恋人の聖地”って言われてて、愛の原点を確かめに来る場所なんです」
「へえ」
見渡す限りの青い海を背景にした真っ白のモニュメントは、この辺りでは有名な絶景スポットでもある。
遊歩道を逸れて、そちらへと歩み寄る社長。
「“愛の原点”、“始まりの場所”か」
モニュメントの脇にあるコンセプトの説明書きを見つめ呟いた社長のそばに立つと、肩越しに私を振り向いてくる切れ長の瞳に捕まった。