孤高なCEOの秘密を知ったら、偽装婚約で囲われ独占愛に抗えない
数時間ぶりにふたりきりになったことが胸をどきどきと急かす。
耳元に頬をすり寄せてくる温かさに社長の想いを感じていると、
「佐織……ルイには、気をつけろ」
真剣な声の注意喚起が、火照りだした心をしゅっと冷めさせた。
「え?」
「あいつになにを言われても、絶対に鵜呑みにするんじゃないぞ」
どういうことなのかわけがわからず社長を振り向くと、翻された体を正面から抱き寄せられまたキスをされる。
呼吸のタイミングが合わずに息が詰まり、すぐに解放されてから大きく息を吐きだした。
「なにか不安に思うことがあったら、まず俺に確認しろ。いいな?」
閉められた扉の遠くのほうで社長を呼ぶルイさんの声がする。
びくっと肩を飛び上がらせる私を離そうともせずに、社長はあと一言だけ静かに言った。
「それと、……あいつにだけは、絶対に惚れるな。絶対にだ」
念を押す社長の真剣な声音に、こくりと頷くと、スリッパを鳴らす足音が近づいてくるのにもかかわらず、社長はもう一度だけ私の唇をやんわりと食んだ。
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耳元に頬をすり寄せてくる温かさに社長の想いを感じていると、
「佐織……ルイには、気をつけろ」
真剣な声の注意喚起が、火照りだした心をしゅっと冷めさせた。
「え?」
「あいつになにを言われても、絶対に鵜呑みにするんじゃないぞ」
どういうことなのかわけがわからず社長を振り向くと、翻された体を正面から抱き寄せられまたキスをされる。
呼吸のタイミングが合わずに息が詰まり、すぐに解放されてから大きく息を吐きだした。
「なにか不安に思うことがあったら、まず俺に確認しろ。いいな?」
閉められた扉の遠くのほうで社長を呼ぶルイさんの声がする。
びくっと肩を飛び上がらせる私を離そうともせずに、社長はあと一言だけ静かに言った。
「それと、……あいつにだけは、絶対に惚れるな。絶対にだ」
念を押す社長の真剣な声音に、こくりと頷くと、スリッパを鳴らす足音が近づいてくるのにもかかわらず、社長はもう一度だけ私の唇をやんわりと食んだ。
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