孤高なCEOの秘密を知ったら、偽装婚約で囲われ独占愛に抗えない
*


 朝目が覚めると、枕元に置いていたスマホに通知のランプが点滅していた。

 慌てて飛び起き確認すると、夜更けの時間に社長からのメッセージが届いていた。

 既読を付けたのが今の時間になってしまったことが悔やまれる。


【こっちは無事に着いた。
 佐織は大丈夫か? 寂しくて泣いていないか?】


 遠いところから見られていたからのような内容に、胸がきゅうっと苦しくなる。

 会いたいという想いを指先に込めて、

【おはようございます。平気です。社長も頑張ってください】

とだけ送った。
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