上司な彼とルームシェア
どうしても衝動を止められなかった。
やっぱり焦っていた…先を越される前にと。
自分の唇に触れ、頭を抱え、ベッドの中で早く睡魔が来るのを祈った。
月曜からは努めて冷静にと行動した。
明らかに避けてしまっているが、これから自分がどうすべきか見出だせないでいた。
流石に自分でも呆れるヘタレっぷりだ。
でも、いつまでもそんな状態を続けられる訳もなく…。
ついに彼女は乗り込んできた。
背後から何処から出るんだと思うような声が降ってくると、次はまるでマシンガンのように、捲し立ててきた。
どうする、俺───。