常務の愛娘の「田中さん」を探せ!
大地の心が満たされていく。
もう、一人じゃないんだな、という思いが、心の底からじわじわと湧き上がってきた。
亜湖の背に回した腕に力を込めて、ぎゅーっと引き寄せる。彼女もそれに応えて、大地の頭を抱えるようにして、まるで子どもを扱うみたいに髪をゆっくりと撫でてくれた。
……おれは、亜湖と一緒に生きていく。
絶対に、亜湖をしあわせにする。
これからのおれの人生を、亜湖をしあわせにする
ためだけに捧げる。
大地は誓った。