常務の愛娘の「田中さん」を探せ!
スマホの通話を切ったとたん、大地は亜湖をブランケットごと引き寄せ、ぎゅーっと抱きしめた。
「亜湖、今日は夜まで一緒にいられるぞ」
亜湖の瞳が見開く。
「おふくろさん、今日は友達と出かける予定があるそうだ」
「……だったら、夕飯も外で食べてくるんじゃないかな?おとうさんが名古屋でうちにいないから、おかあさんがお友達と出かけるときはいつもそう……」
大地は亜湖の言葉を最後まで聞かず、彼女をベッドの上に押し倒した。
「……わっ」
その拍子に、亜湖を包んでいたブランケットが捲れて、たわわな乳房が露わになる。
あわてて、ブランケットを引き上げようとする亜湖の手を、大地が制した。
大地の目が獲物を逃さない野性の獣のように、ぎらりと光を放つ。
なんだか昨夜とは違う荒々しい雰囲気を感じて恐れをなした亜湖は、一応、提案してみる。
「……お腹空いたよね?……朝ごはん、作ろうか?」
大地は首を振った。
「……昨夜、おれの『好きにして』いい、って言ったよな?」
やっぱり「提案」は却下らしい。
「朝飯より先に……おまえを……喰う」