ダ・ル・マ・3・が・コ・ロ・シ・タ(上) 【完】
亮平 【ノ】
はるか 【ロ】
美佐子 【イ】
山口 【コ】
彩矢香 【ロ】
僕 【ス】
「イ゛ャ――ア゛ッ!!」
美佐子の甲高い悲鳴は、まばらな客の視線をかき集めた。
「な゛、なんだよこれ」
【呪い殺す】
この順番といえば、木の下で小指を繋いだ通り。
驚くべきはさらにある。
直哉と康文がいないこの状況で、文章が完成していること。
「あいつ!」
「どこだ⁉ どこにいやがる!」
すなわち、大貫幸恵は近くで、僕たちを見ている可能性が非常に高い。
やみくもに店内を見回したが、
「いない……」
店の外ですら彼女らしき姿はなかった。
「ふざけんなよ!」
水を一気に飲み干し、冷や汗を拭う山口。
この中で一番、顔が青白い。
「嫌がらせにしては手が込んでるな」
空になったコップに水を注ぎに行く亮平は、そう冷静に言い放つ。
「これってもしかして、イジメられた腹いせ?」
彩矢香に向けて、分かるはずもない答えを求めるはるか。
「今さら⁈ でも、ありえるね」
その言葉を聞き、美佐子は推測で返す。
「それにしても、どこ行ったんだろ……ナオヤとヤス」
中学当時、いつも行動を共にしていた彩矢香と美佐子にはるか。
束になった女の意向は、いつの時代も、いくつになっても逆らえない。
「連絡来るまで待ってみよう。ね?」
「ぁ、あぁ」