片想いがバレたら一緒にいられないっ!
「ちゃ、ちゃんと受け止めてよね!」

あたしはなかばヤケになってそう言うと、壁の上に堂々と立ちセイくんの方に足を向けた。

「お、おい....!なんか違くね...?」

何故かセイくんはあたしを見ながら驚いたような顔をしていたけど、そんなことしらないっ!


よし!行くぞ、あたし!


3.2.1.......!!!


ダンッッッ!!!


「...........きゃあああ!!
.......って。あれ.....?痛くない......。」

ゆっくり目を開けると、なんとそこはセイくんの身体の上。


ど、どうしよう....。

思いっきりクッションにしちゃったみたい...。


「ってぇ.........。お前、どんな飛び方すんだよ....。」

セイくんが顔を歪めながら呟いた。

「えっ?!あ、ごめんなさい!!」

慌てて身体をどかそうとすると、セイくんの腕がしっかりとあたしの身体を支えてくれていることに気がついた。


セイくん...。

ちゃんと受け止めてくれたんだ...。
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