長い夜の終わりにキスを
私がマスターに尋ねた後、アベル君もそれに同調するように尋ねる。
「確かに、それは大事だな...。どっちなの?マスター。」
自分の見た目が14歳くらいなのを良いことに大体の人に彼はこういう態度をとる。
ううんと...何ていうんだろう、少し生意気?
だけどそんな彼を少し羨ましいとも思う。
__私は、誰からも一線を置かれているように感じる、それが少し寂しい。
なんて考えているとオルトさんもアベル君に同調してきた。
「おいおい、そうだぜギルドマスター!もしもあっちならアリアちゃんを巻き込むのはやべえぜ。」
その続きには「こんなかわいい子デンジャークエストになんて連れていけねぇよ...。」という言葉が聞こえてきたがまあ聞こえなかったことにする。私、可愛いわけじゃないし。
すると透かさずアベル君がオルトさんにつっこんだ。
「まあお前が行くわけじゃないけどな。」
「なっ、うるせえ!言うくらい 良いじゃねぇか。」
そういったオルトさんは少し不貞腐れている。
...その様子がなんだか可愛くてふふ、と声を出して笑ってしまった所で、ギルドマスターが「う~ん、それがのぅ...」と話し始めた。