狂愛彼氏
「えー」
「えー、じゃないよ愛麗」
クスクスと優さんも笑う。
(さっきの雰囲気はどこに行ったのか…………ま、いっか)
「じゃあ、半分制覇しようよ」
で、またくればいいよ。
そう提案すると、何故か三人ともパチパチと瞬きを繰り返す。
「?なに?」
「遥からそんな言葉が聞けるなんて……!!」
ギュッと愛麗が私に勢いよく抱きついてきた。
「わ、」
「それもそうね!半分にしましょ!!」
私の肩に自分の顎を置きながら愛麗は何度も頷いた。
頷く度に私の肩、痛いんですけど。
「分かったから!」
興奮している愛麗をとりあえず退けようとして、その前に疾風が引き剥がしてくれた。
「ちょっ何するのよ―」
「まぁまぁ、遥ちゃん苦しそうだったからね」