狂愛彼氏
宥める優さんに、私は苦笑する。
「あれま」
「愛麗らしいね」
それから他愛もない話をしていると、私達の順番が回ってきた。
下りる人達は、怖かった、や楽しかったと様々だ。
「緊張してきた……」
「ジェットコースターとか久しぶりだな」
前に愛麗と優さん。その後ろに私と疾風が乗り込む。
ベルトを下ろして、足もしっかりと固定しながら疾風が呟いた。
「私も、修学旅行以来」
「俺もだ」
「疾風は好き?」
「嫌いではないな」
係りが点検している間、疾風と話をしながら私は心臓が高鳴っているのを感じる。
久しぶりのジェットコースターだからだろうか。
「半分制覇したらどうしようか」
「何しよう?」
「ますは、飯だな」
多分その頃には空腹になっているだろうから。