君だけをずっと
「ごめん。母さんがうるさくて・・・
 改めて、月曜日からお世話になります。」

って、律儀に挨拶してくれた。
宮澤くんは、すっごく嬉しそうにしてる。

「孝太郎。お帰り。」

そう言って握手してる。

男の子っていいなぁ。

二人の様子をみていたら、つくづくそう思う。


「ね、二人はいつからの友達なの?」

知恵がおもむろに訊ねた。

「俺たち? 小学校の入学式で出会ったんだ。」

な?
って宮澤君が孝太郎くんを見る。

「そ。蓮が【ママ~!】って泣いてたんだよ。で、俺が慰めてたの。」

宮澤君があわてて

「ば、ばか!泣いてたのは、孝太郎のほうだった!」

二人で言い合いを始めた。

男の子って・・・・
知恵とあきれていたら
孝太郎くんのお母さんが

「何言ってるの。泣いてたのは、あなたたち二人ともでしょうが・・。」

さすがに
二人とも黙ってしまった。

孝太郎くんのお母さんは、最強だわ。

知恵と顔を見合わせて笑ってしまった。

いつも落ち着いている宮澤君の別の顔を見れて、ちょっと嬉しくも思った。
けど、私の胸の中には・・・・
あの写真が、引っかかっていた。
< 26 / 47 >

この作品をシェア

pagetop