私の恋した誘拐犯【完】
(莉奈には敵わないな…)



うん、と頷く私に莉奈は優しく笑いかけた。



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「ただいまー…?」



帰ると、珍しく洋くんの靴がないのに気づく。



珍しくと言っても、ここ最近は早く帰っていただけで。



昔から帰りが遅かった洋くんのことだ、またお仕事が長引いているのだろう。



(ちょっと行ってみようかな)



洋くんの働く本屋は、ここからそう遠くもなく10分ほどで行ける距離。
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