私の恋した誘拐犯【完】
まばゆい光がまるで星のようで。



私の願いを聞いてほしい、なんて。



「悪いな、どっか連れてってやれなくて」



「部活で疲れてるんだから気にしないで」



たくちゃんとたくさん会って



たくさん話して



たくさん笑って



それで少しずつ変わっていけたらいい。



今すぐになんて無理でも、きっとたくちゃんが忘れさせてくれる。
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