小さな奇跡。
「あのね…あたし……」
記憶があるのは…白い天井から…
目が覚めると真っ白な天井…
周りにはたくさんの機械が並んでて…規則正しい音が聞こえてくる…
そこでかすかに聞こえたこと…それは…トラックとぶつかって事故にあった…ということ…
そんな記憶全くない…
その後2ヶ月ほどして外の世界に出た…
記憶が無いあたしはすべてが初めてで…すごく素敵だった…
それもつかの間…
学校に行き始めて周りは何でもできるのにあたしだけ何もかもやり方がわからない…
そのせいでいじめにあうようになった…
知ってて当たり前…
なんで今まで出来たのにできないの…
あたしの気持ちなんて何も…誰にも…分かってもらえない…
このままいなくなってしまえばいい…そー思ってた…
ただ一つだけ覚えてることがあった…
それは家…そして…大好きだったアニメ…。
そしてそのアニメは実写化された…
そう…ここからあたしの人生は変わった…。