また内緒の話





「来那、いつもありがとー
俺は来那との思い出が共有出来なくても
俺が来那の分の思い出も大事にするよ
だから、俺の前ではいっぱい泣いていっぱい笑って、ずっと一緒にいれるように手を繋いでデート行こうね
俺は来那と付き合えてよかったって思うよ
こんなに好きになれる人は生涯いないんじゃないかな?
来那最高ー!来那大好きー!
以上!来那の事が頭から離れた事がない律でした」




これで録音を終了した




「なにしてんの笑」



「ばーかやろー!俺の思いを来那のケータイに保存したの!
辛くなったらそれ聴いて」



「じゃあ、私とりつ2人で話してるところも録音したい!」



「いいよ」






俺と来那はべったりとくっついて




「来那ー?」


「なーにー?」



「どうしてこんなに可愛いんだ?」



「うるさいなーもう」



「うるさいってなーお前
俺彼氏だぞ?」



「彼氏でもうるさいよ」



「じゃあ黙って録音するか!?」



「だーめ、りつなんか喋って」



「さっき俺が言いたいこと言ったんだから来那が言ってよ」




「えー?」




「ほら、早く」




「なんか恥ずかしいなー」



「俺も恥ずかしかったけど言ったぞ!」



「わかったよ」



「じゃあお願いします」




「りっちゃん、私の事大事にしてくれてどうもありがとう
りっちゃんが幸せって言ってくれると私も幸せな気分になれます
私が辛くてもこうやって元気付けてくれて慰めてくれる優しいりっちゃんが大好きです
私はすぐ忘れちゃうけど、りっちゃんがいる限り私の記憶は終わらないと思います
りつ最高ー!りつ大好きー!
以上!私の一生分の思い出がりつで溢れてる来那でした」



恥じらいながらも言ってる来那が可愛すぎた



「律来那最高ー!」


「入ってこないでよ!」



「俺らの記憶は終わらないぞ来那」



「うん、頑張ろう、
りつとなら頑張れる」




ここで録音は終了した









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