溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
初めてだった大成さんは意外にも手際が良く、リネンなどの重い荷物もサッと運んでくれて大活躍だった。


「いつもこんなに大変なことしてるのか?」

「最初は筋肉痛でしたけど、もう慣れましたよ」


休憩室に向かう途中、彼は目を丸くしている。


「八坂さん、疲れたでしょ?」

「あぁ。こんなに体を動かしたのは久々だったしな。それに腹減った」


彼は肩をグルグル回している。


「いつもお弁当を作ってくるんですけど、今日はできなくて……」

「あ、それってアレのせい?」


大成さんは身をかがめ、私の耳元でボソッとつぶやく。
今朝のスキンシップタイムを思い出ししまう私は、耳が熱くなるのを感じる。


「し、知りません!」


もう、アタフタさせないで。

大成さんはどこかレストランにでも行けばいいのにと思ったのに、私と同じようにコンビニで弁当を調達し、休憩室で皆と一緒に食べると言い出した。
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