溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
「も、もう! 行きますよ」
途端に暴れ出した鼓動は、簡単には静まりそうにない。
血液がドクドクと心臓から流れ出すせいで頬が赤く染まるのを感じながら、気持ちを無理やり仕事モードに切り替えた。
今日の担当は二十階。
ベッドメイキングでは、大成さんと息を合わせてベッドの両側からシーツをかけ直していく。
「あー、指がカサカサになるな」
シーツはノリがバリバリに効いていて、何台もベッドメイキングをしていると、指の先がかさついてしまう。
「これ、使ってください」
私は作業用のワゴンに入れてあった携帯用のハンドクリームを彼に差し出した。
「サンキュ。いい匂いだな。これで澪と一緒だ」
匂いが一緒って……なんとなく照れくさい。
彼と視線を合わせられないまま、すぐに次の部屋に移った。
「八坂さん、そこのシワを伸ばしてください」
「大成でいいのに。ふたりしかいないだろ」
「ダメです! 仕事中です」
照れくささを隠すために、先輩口調で言った。
途端に暴れ出した鼓動は、簡単には静まりそうにない。
血液がドクドクと心臓から流れ出すせいで頬が赤く染まるのを感じながら、気持ちを無理やり仕事モードに切り替えた。
今日の担当は二十階。
ベッドメイキングでは、大成さんと息を合わせてベッドの両側からシーツをかけ直していく。
「あー、指がカサカサになるな」
シーツはノリがバリバリに効いていて、何台もベッドメイキングをしていると、指の先がかさついてしまう。
「これ、使ってください」
私は作業用のワゴンに入れてあった携帯用のハンドクリームを彼に差し出した。
「サンキュ。いい匂いだな。これで澪と一緒だ」
匂いが一緒って……なんとなく照れくさい。
彼と視線を合わせられないまま、すぐに次の部屋に移った。
「八坂さん、そこのシワを伸ばしてください」
「大成でいいのに。ふたりしかいないだろ」
「ダメです! 仕事中です」
照れくささを隠すために、先輩口調で言った。