溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
すぐにやってきた中野さんをリビングに通すと、大成さんは私の腕を引き抱きしめる。

ちょっと! 中野さん見てるのに。


「これから盛り上がるところだったのに、最悪のタイミングだ」


本気なのかそうでないのかよくわからないが、大成さんは私の額にキスをしたあと解放した。

ちょっ……。中野さん、思いきり見てる!

私は完全に固まり、目をパチパチさせるので精いっぱいだった。


「これは失礼しました。随分と距離が縮まられたようで」


中野さんにそんなことを言われ、目が泳ぐ。


「えぇ。毎日一緒にいるんです。俺も男ですし」


思わせぶりな大成さんの言葉に、頭が真っ白になる。
だって、そういう関係になったのは、一昨日が初めてでしょ? 
しかも、最後まではしてないし。


「西條さん、大成さんは強引なところがありますので、気が乗らないときは遠慮なく拒否してくださいね」


えっ、それってエッチのことを言ってるの?


「なに言ってるんですか。ちゃんと優しくしてますよ」


はいっ!?
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