溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
「平気です。だって、大成さんがここにいてくれるんだもの」

「澪……」

想いをぶつけると、熱いキスがすぐに降ってくる。


「愛してる」


何度も角度を変え私の唇を貪った彼は、私の額に額を合わせて囁く。

私は胸がいっぱいでなにも言えなくなり、小さくうなずいた。
彼を信じて待っていてよかった。


「今すぐにでも抱きたいんだけど、その前に話をしてもいい?」


『抱きたい』なんてストレートに言われ、顔が赤く染まる。
だけど『話』というのが気になる。


「はい」


私が返事をすると、彼は私の手を引きソファに並ぶように座らされる。
それから大成さんは、私の目をじっと見つめてから口を開いた。


「千代子さんに澪と会うなと言われ、もちろん突っぱねた。彼女があのパーティで恥をかいて怒っているのはわかっていたけど、それは自業自得だ。それに、あの一件で頭取が怒って、アルカンシエルへの融資をストップしてきたのも想定内。とはいえ、ビジネス上の必要な交渉はそのあとも行われた」
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