溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
もしかして社長は、提携が無理だと踏んでいたのかもしれない。
そうでなければ、私との交際を認めてくれるなんて思えない。あまりにも立場が違うもの。

だけど、大成さんは必死に走ってくれたんだ。

もちろん、アルカンシエルの未来のために奔走していたのだろう。
けれど、私のことも考えてくれていたのだと知り、感動で胸が震える。


「なぁ、もうずっと俺の隣にいろよ」

「大成さん……」

「俺がお前を守り続けるから」


大成さんの言葉に目頭が熱くなる。彼を信じていたら、本当に幸せが舞い込んできた。


「これからは、澪と幸せになる努力だけする」

「えっ?」

「ふたりで幸せになるために、仕事も頑張る。それにお前を愛し続ける。あっ、それは努力なんていらないけどな。どうしたって俺のここがお前を求めちまうから」


彼は私の手を取り、自分の胸に持っていく。


「ヤバ。澪に触れるのが久しぶりすぎて、ドキドキしてるのわかる?」


そんなことを言われて、私の鼓動まで速まってしまう。
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