溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
うなずくと、彼は私の唇を人差し指でゆっくり撫でる。


「それは、どうして?」


どうしてって……。わかってるでしょ?
その先を口にするのは恥ずかしいのに。

私がなにも言えないでいると「なぁ、どうして?」と急かされてしまう。


「す……好き、だから」



恥ずかしさのあまり視線を逸らしてやっとのことで口に出すと、「ホントかわいい」と私を抱きしめてくる。


「もっともっと俺のことしか考えられなくしてやる」


どことなく切なげな声で囁いた彼は、激しく私を翻弄した。

ソファで男の色気全開に私を貫き、荒々しく腰を打ち付け果てたあとは、ベッドに移動して、今度は体の隅々まで堪能するかのように優しく抱いてくれた。
激しすぎる行為に顔を真っ赤に染めながら彼に背を向けると、ぴったりとくっつくようにうしろから抱きしめられる。


「なんでそっち向く?」

「なんでって……」


夢中になって甘い声を上げていたけれど、冷静になるとこの上なく恥ずかしいからだ。
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