溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
「それに聞いてよ! アロマ炊いた人がいて大変だったよ」
百花は少し怒り気味。
匂いと言えばタバコがすぐに思いつくが、アルカンシエルは禁煙室、喫煙室が完全に分けられているので問題はない。
だけどアロマに規則はない。
いくらいい香りでも、人によっては不快となる。
私たちの仕事は、部屋を入室前に戻すことだ。
匂いも然り。
匂いは、汚れをとるより厄介なのだ。
「消えた?」
「うんうん。換気口と換気扇全開で二時間。掃除を始めるのが遅かったら、間に合わなかったわよ」
「そっか。大変だったんだ」
土曜の今日は満室に近い。
ひと部屋減るのは痛手になる。
突然の予約もあるからだ。
「そういえば……」
私はお客さまの忘れ物を入れてあるボックスから、とあるものを取り出した。
「なに、これ!」
百花がそれを手に取り、驚いている。
「五年目にして初めてだったわ、離婚届の忘れ物」
百花は少し怒り気味。
匂いと言えばタバコがすぐに思いつくが、アルカンシエルは禁煙室、喫煙室が完全に分けられているので問題はない。
だけどアロマに規則はない。
いくらいい香りでも、人によっては不快となる。
私たちの仕事は、部屋を入室前に戻すことだ。
匂いも然り。
匂いは、汚れをとるより厄介なのだ。
「消えた?」
「うんうん。換気口と換気扇全開で二時間。掃除を始めるのが遅かったら、間に合わなかったわよ」
「そっか。大変だったんだ」
土曜の今日は満室に近い。
ひと部屋減るのは痛手になる。
突然の予約もあるからだ。
「そういえば……」
私はお客さまの忘れ物を入れてあるボックスから、とあるものを取り出した。
「なに、これ!」
百花がそれを手に取り、驚いている。
「五年目にして初めてだったわ、離婚届の忘れ物」