溺甘スイートルーム~ホテル御曹司の独占愛~
けれど、つい数時間前に出会ったばかりの人に、そんな高価なものを買ってもらうわけにはいかない。
しかも、ここで弾くということなら、通わなければならなくなる。
「いえ、本当に結構です。今日だけ泊めてくだされば十分です」
そもそも、赤の他人なのだから。
「そういうわけにはいかないよ。だって澪は俺の好きな人なわけだし、大切な婚約を破棄してまで、一緒にいたいと願った人だし……」
それは演技でしょう?
「そんなこと言っても……」
「あんな大勢の前で宣言したんだから、今さら嘘ですとは言えないだろ」
それはそうだけど……。
「澪を巻き込むって言ったじゃん」
「あ、あの、具体的には?」
助けられるものなら助けてあげたい。
でも、『巻き込む』の内容次第だ。
「しばらくは、俺の新しい婚約者として振舞ってもらうよ」
「は?」
なに、言ってるの?
しかも、ここで弾くということなら、通わなければならなくなる。
「いえ、本当に結構です。今日だけ泊めてくだされば十分です」
そもそも、赤の他人なのだから。
「そういうわけにはいかないよ。だって澪は俺の好きな人なわけだし、大切な婚約を破棄してまで、一緒にいたいと願った人だし……」
それは演技でしょう?
「そんなこと言っても……」
「あんな大勢の前で宣言したんだから、今さら嘘ですとは言えないだろ」
それはそうだけど……。
「澪を巻き込むって言ったじゃん」
「あ、あの、具体的には?」
助けられるものなら助けてあげたい。
でも、『巻き込む』の内容次第だ。
「しばらくは、俺の新しい婚約者として振舞ってもらうよ」
「は?」
なに、言ってるの?