私はそんなに可哀想ですか?
俺はその言葉の意味を問い返す程無粋でもなく、浅田の過ちを正す程紳士ではなかった。

お互いどれだけ望もうと、過去を振り返ろうと、そこには決してたどり着けはしない。

自分の行動がどんな結果をもたらすかわからない歳ではない、浅田はそれを承知の上で指輪をバックの奥へと仕舞ったのだ。

浅田は遠くない未来で今日の事を悔いるだろう。

そして

きっと

朝6時13分のバスから常連が1人減る。










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