四面楚歌-悲運の妃-
考えているだけ無駄だ…
陛下をお守りする為には、私のある限りの力を使う。
仮面によって封じられている、属性の力も…
私は躊躇なく解く。
それだけ…
何もこんなに考える事はないではないか。
目的は一つなのだから。
「琴昭儀様。四天王様方が、警護のお迎えになりました。」
いろいろ考えていたせいか、外は暗くなり始めていた。
そろそろ陛下が黄麟殿にお渡りの時。
一緒に陛下をお守りしよう…生聖(ショウセイ…)
傍らに置いてある、剣を手にとり、ぎゅっと握り心で話かける。
腰紐に剣…生聖を差し込み、悒雉達の元に行く。
「私達の初警護だ。参ろう!琴軍妃将軍。」
晏惟がそう言い、皆笑顔で私を迎えた。
腰にある生聖をもう1度ギュッと握ると、笑顔で言う。
『参ろう。』
5人で、黄麟殿まで歩き向かう。
必ず…お守りいたします。
陛下…
そして、姜賢妃…