四面楚歌-悲運の妃-




『……ッ』


すべてを聞き終え、出る言葉がなかった。



私が知らなかった掟…




それは




聖大神と契り子を成させる事


七神は〔生〕を司る聖人


命を生み出す事も役目


それ故身体が成熟するが早い。


七神は聖人を生み出す確率が多く


それならばさらに濃い血を…聖人の長である聖大神との子をというのが村の考えだった。


現に…歴代の強く能力も高い聖人として名を残しているのは、七神と聖大神との間に誕生した者が多いという。



村が聖大神と契りを交わし子を成す事を掟としたのは、それだけが理由ではない。


聖人と契りを交わさなかった七神は命が尽きるのが早く、契りを交わし子を成した七神は長く生きられる


村にしても、国にしても、貴重な七神に少しでも長く生かしたい


それが聖人一族が定めた


掟…


七神は強い聖人を生み出す道具にしか過ぎない…


いや…聖人は元々、武器であり盾だ


初めから国にとっては生きる道具


聖人の生み出し、国から称えられて来た清家としても、聖人とは村の栄華の為の道具



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