御曹司と婚前同居、はじめます
うわぁ……もう、ほんと最悪……。
「会社へ戻る途中で二人の姿が見えて」
「追いかけてきたんだ?」
「そうだ」
そこは胸を張って言うのね。
わりとストーカーっぽい行動をしているという自覚はないのかな。
私の小振りの傘に身を寄せ合って歩き出す。傘に当たって弾ける音が次第に大きくなっていく。
「二人はお昼食べたの?」
「いや、まだだ」
「そっか……それはごめん」
朝から忙しなく動き回っている二人の方がよっぽどお腹を空かせているはずだ。
「美和が謝ることじゃない。それに食事よりいいものが貰えた」
さっきまであんなに狼狽えていたのに、もう口元には三日月のような笑みを浮かべている。
「変態」
「エロジジイよりかは聞こえがいいな」
「どこがよ」
顔が赤く染まっているのが自分でも分かる。
車から出てきた柏原さんが「まるでドラマを見ているようでした」と御丁寧に感想を述べてきたことで、更に熱が上がってしまった。
「会社へ戻る途中で二人の姿が見えて」
「追いかけてきたんだ?」
「そうだ」
そこは胸を張って言うのね。
わりとストーカーっぽい行動をしているという自覚はないのかな。
私の小振りの傘に身を寄せ合って歩き出す。傘に当たって弾ける音が次第に大きくなっていく。
「二人はお昼食べたの?」
「いや、まだだ」
「そっか……それはごめん」
朝から忙しなく動き回っている二人の方がよっぽどお腹を空かせているはずだ。
「美和が謝ることじゃない。それに食事よりいいものが貰えた」
さっきまであんなに狼狽えていたのに、もう口元には三日月のような笑みを浮かべている。
「変態」
「エロジジイよりかは聞こえがいいな」
「どこがよ」
顔が赤く染まっているのが自分でも分かる。
車から出てきた柏原さんが「まるでドラマを見ているようでした」と御丁寧に感想を述べてきたことで、更に熱が上がってしまった。