御曹司と婚前同居、はじめます
タオルで髪を乾かしながらリビングへ戻ると、先程よりもとろんとした顔つきの美和がおぼつかない足取りで近付いてきた。
「もうっ。またちゃんと乾かしてない」
……可愛い。
唇を尖らせた美和を穏やかな気持ちで見つめる。
「すぐ乾く」
「その間に風邪引いちゃったらどうするの? もう夏じゃないんだからね!」
手を引いて俺をソファに座らすと、美和は慣れた手つきで髪を乾かし始める。
温風と美和の指の感触が心地良くて、気付かれないよう小さく吐息を洩らした。
美和の手を煩わせているのは百も承知だ。だけどこの時間は、俺にとって数少ない身体から力を抜ける瞬間なのだ。
そんなことを言ったら美和は日課にしてしまいそうだし、それだと意味がない。
俺が美和に甘えるのは毎日じゃなくていいんだ。
ドライヤーを止めて手櫛で髪を整えてくれる美和をそっと抱き寄せる。
美和は素直に身を委ねてきた。
「さっきの話だけど、本当にいいのかな? 私、瑛真に甘え過ぎじゃない?」
不安からか、声が微かに揺れている。
「もうっ。またちゃんと乾かしてない」
……可愛い。
唇を尖らせた美和を穏やかな気持ちで見つめる。
「すぐ乾く」
「その間に風邪引いちゃったらどうするの? もう夏じゃないんだからね!」
手を引いて俺をソファに座らすと、美和は慣れた手つきで髪を乾かし始める。
温風と美和の指の感触が心地良くて、気付かれないよう小さく吐息を洩らした。
美和の手を煩わせているのは百も承知だ。だけどこの時間は、俺にとって数少ない身体から力を抜ける瞬間なのだ。
そんなことを言ったら美和は日課にしてしまいそうだし、それだと意味がない。
俺が美和に甘えるのは毎日じゃなくていいんだ。
ドライヤーを止めて手櫛で髪を整えてくれる美和をそっと抱き寄せる。
美和は素直に身を委ねてきた。
「さっきの話だけど、本当にいいのかな? 私、瑛真に甘え過ぎじゃない?」
不安からか、声が微かに揺れている。