独り占めしても、いいですか?
「相談くらいには乗ってやる」



意外な言葉でパッと横を振り向いた。



そこにはいつもと変わらない透の顔。



「俺は日和の味方だ。

そしてお前の相棒だ」



『相棒』



俺はこの言葉にかなり胸を打たれた。



なんとも思って無さそうなあいつが、俺のことをそんな風に思っていたとは…



俺、実はこういう言葉に弱いんだよな。



でも悔しいから、意地でも泣きはしねーし、ニヤけもしねー。



「その前に敵だ。ライバルだ。

自惚れるなよ」



「…るっせーよ」



フッと顔が緩んだ。



俺も大概だな。



「あとキスはアウトのはずだ」



「うっ…」



お前も首にしたくせに…とは言えない。


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