独り占めしても、いいですか?
「透ちゃん僕は⁉︎

僕だって相棒になりたーい!」



優希が空気を変えるように割り込んできた。



「相棒は1人だけだ」



「えーーー」



透に悪気があるわけじゃなく、多分素で言ってるんだろうな。



それが分かってるからこそ、優希は不満そうだった。



なんとなく、優越感に浸る。



「ふふっ、しょうがないよ、優希。

日和的、2人は特別なんだから」



「むぅ…

じゃあ、透ちゃんからして僕達はなんなの?」



この答えには俺も興味があった。



まあどうせ『友達』か『仲間』あたりだろうな。



「親友だ」



この言葉を聞いた2人は一瞬固まった。



多分予想してなかったんだろ。



「透ちゃーん!

僕もっ!僕も透ちゃんのこと親友って思ってるよ!」



優希が座席をまたごして透に抱きついた。



「うん、俺も。

透のこと、親友って思ってるよ」



秀也も嬉しそうに見える。


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