独り占めしても、いいですか?
「あれ?凛ちゃんは親友じゃないの?

親友と相棒はどっちの方が上なの?」



「親友の中の相棒。

だから相棒の方が上だ」



「うあっ、負けたぁ…」



優希が銃で撃たれたように倒れこんだ。



「お前ら、あんまり暴れるんじゃない!」



御厨さんに怒られて元の位置に戻る。



不思議とさっきまでの落ち込んだ気分が消えていた。



日和のことであんなに悩んでいたのに、今なら上手くいきそうな気さえする。



俺は3人を見て、自然と笑みがこぼれた。



「あれ?凛ちゃん笑ってる?」



「本当だ、どうしたの?」



こいつら、わかって言ってそうだな。



『ありがとう』は、なんか照れくさい。



代わりに



「いや、なんでもねーよ」



と返した。



もう一度窓の外に目をやると、信号、店、家、携帯なんかの灯りが一気に目に飛び込んで来た。



こんなに明るかったのか…



それを見てまた頬が緩んだ。



「凛、気持ち悪い顔してるぞ」



「なんだと⁉︎」


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