独り占めしても、いいですか?
コンコンコン



3回目のノック



「はーい…!

ごめんなさい、今出ますっ!」



そう答えてスリッパを履き、ドアに走る。



内側から鍵を開けると…



バンッ!



「「「「日和(ひよちゃん)!」」」」



な、何っ⁉︎



勢いよくドアが開き、みんなが私に抱きついてきた。



4人の力でギューッと押される。



く、苦しい…



私を…探してくれてたのかな…?



そう思う中で、私は凛が抱きついてきたことに驚きを隠せなかった。



私、あんなに怒らせたのに…



「み、みんなっ、痛いよ〜」



そう言っても、なかなか力を緩めてくれない。



けど、みんなの心配や焦りや安心が伝わってきて、心地よかった。



凛なんて、涙が出てきそうな声を出している。



相変わらず、1番泣き虫なんだから…



でも、それが今はすごく嬉しかった。


< 139 / 721 >

この作品をシェア

pagetop