独り占めしても、いいですか?
ガチャ



背後でドアが開く音がした。



振り返ってみると…



「あ、お友達の方ですか?」



上半身裸で、腰にタオルを巻いているあの時の男性が現れた。



「キャッ!」



反射的に目をそらし、凛の背後に隠れようとして止まった。



今の状況を考え直して透の背後に隠れる。



その後に一瞬見せた凛の悲しそうな顔を見ると、私もなんだか辛くなった。



「てめぇ…これから日和を襲う気だったのか!」



凛が怒りを露わにして叫ぶ。



私だって、この場合の『襲う』がどう言う意味かくらいわかる。



さっきの透の質問も、みんなの表情も納得できた。



そう考えると、恥ずかしくなってじわじわ顔が熱くなる。



「え、ちょっと、何の話ですか⁉︎」



「っざけんな!」



凛が困惑する男性に殴りかかろうとした。



「凛、落ち着け」



「そうだよ!

一応未遂だったんだからさー!」



優ちゃんと透が2人がかりで凛の動きを止めに入る。


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