独り占めしても、いいですか?
『1年10組 雛咲 日和さん…』
私を呼び出す放送がもう一度聞こえる。
どうしよう、私、ミスコンに出なくちゃいけないなんて…
「どうしましたの?日和。
行きませんの?」
シェリーちゃんが不思議そうに私を見つめる。
「………」
私はどうしたらいいんだろう。
ミスコンには出たくない。
今年の夏の記憶が蘇る。
絢香の代役としてステージに立った時の緊張・視線・恐怖。
喉がカラカラで、声を出すことが苦しかった。
必死だった。
もう一度あれと同じ状況を体験するの…?
私を呼び出す放送がもう一度聞こえる。
どうしよう、私、ミスコンに出なくちゃいけないなんて…
「どうしましたの?日和。
行きませんの?」
シェリーちゃんが不思議そうに私を見つめる。
「………」
私はどうしたらいいんだろう。
ミスコンには出たくない。
今年の夏の記憶が蘇る。
絢香の代役としてステージに立った時の緊張・視線・恐怖。
喉がカラカラで、声を出すことが苦しかった。
必死だった。
もう一度あれと同じ状況を体験するの…?