独り占めしても、いいですか?
「それじゃあアピールタイムに移ります!
時間は3分!Lady……Go!」
優ちゃんの言葉を合図に、私はスタンドマイクに手をかける。
「え、エントリーNo.10番、1年10組 雛咲 日和ですっ…!
よろしくお願いします…!」
そう言って、マイクに頭をぶつけないように注意してから頭を下げた。
あっ……
ダメだ。
顔を上げてステージ下のみんなの方を見てからそう思った。
心臓バクバク鳴ってる。
みんなの視線を感じる。
鳥肌が立ってる。
これ、悪いパターンの時だ…
さっきまで平気だったのに…
ううん、弱気はダメ。
私は自分の意思でやるって決めたんだもん。
3分くらい、大丈夫。
時間は3分!Lady……Go!」
優ちゃんの言葉を合図に、私はスタンドマイクに手をかける。
「え、エントリーNo.10番、1年10組 雛咲 日和ですっ…!
よろしくお願いします…!」
そう言って、マイクに頭をぶつけないように注意してから頭を下げた。
あっ……
ダメだ。
顔を上げてステージ下のみんなの方を見てからそう思った。
心臓バクバク鳴ってる。
みんなの視線を感じる。
鳥肌が立ってる。
これ、悪いパターンの時だ…
さっきまで平気だったのに…
ううん、弱気はダメ。
私は自分の意思でやるって決めたんだもん。
3分くらい、大丈夫。