独り占めしても、いいですか?
「わぁっ!

2人とも、ビーチバレー上手だねっ!」



透と優ちゃんのビーチバレーを指差しながら眺める。



2人が楽しそうにパスをし合っていた。



「やっぱり優ちゃん、スポーツ上手だな〜。

天性の才能だよねっ」



「まあな」



キャラ的に、大人びた感じの透が、子供っぽい優ちゃんの面倒を見てるみたいに見える。



けど実は、優ちゃんの方が、あちこち飛んで行くボールを上手くキャッチして繋いでるっていう方が合ってる。



透の運動神経が悪いわけじゃないけど、優ちゃんが良すぎるんだよね。



「あはっ、今透、絶対失敗して…ムグッ」



急に口を塞がれて言葉が詰まる。



チラッと首だけ曲げて振り返ると、ちょっとスネ顔の凛がいた。



「それ以上あいつらのこと話すの禁止。

今一緒にいるのは俺だろ。

………嫉妬する」



少し顔を赤くしてムスッとしてる。



その表情に、また心臓が高鳴った。



嫉妬…私に?


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