独り占めしても、いいですか?
キスする邪魔にならないように、髪を右肩に寄せた。



ついでに首も少しだけ傾げる。



「凛、これでい…」



「そーじゃなくて」



グイッ



「へっ?」



顎に手を添えられ、少し強引にクイっと上を向けさせられた。



私、今、どうなって…



斜め後ろを向けさせられて、そこに広がるのは静かな凛の顔。



その真っ直ぐな眼差しで見つめられると、女の子は誰だってドキドキが止まらない。



そのまま凛の顔が近づいてきて…



「り、凛…⁉︎」



「日和、ちょっと黙ってろ」



ま、まさか、キスって口に…⁉︎



で、でも、口にするキスは好きな人としかしちゃいけないんじゃ…



私達、別に付き合ってるわけじゃないし…



それなのにキスしちゃってもいいの…?



そんな簡単にしちゃうものなの…⁉︎


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