俺様御曹司に飼われました
「え!?ちょ!?どういう!?」



ソファーで呑気に寝っ転がってる彼の体をゆらゆら揺らす。



──パシンッ
と音がして、揺らしていた腕を掴まれる。



「し、進藤さん……?」



突然のことに、びっくりしてしまう。



「なぁ、家がなかったら困るよな?」


「は?はぁ……まぁ」



ニヤリと笑いながら、そしてあたしの腕を掴んだまま言う彼にゾクリと何かを感じる。



「野宿でもしたら?」



意地悪な笑顔のまま、蛋白な言い方で話す。



「……そうですね」



これ以上、よく知らないこの人の家にいるわけにはいかないし。

腑に落ちないけど、出ていくしかない。



「行く当てあんの?」


「まぁ、同期とか……」



ポケットからスマホを出して、連絡先を表示する。



「社宅に泊まるのはダメだよ?」


「あ……」



そういえば、泊まるときは届け出を出さなきゃならないし。
たしか入ってから一ヶ月は誰も泊めてはいけないはずだ。

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