俺様御曹司に飼われました
「だからさ、俺のカノジョになればいいよ」


「は!?!?!?」


「そしたらここに住んでいいよ」



ニッコリ整った顔で微笑むけど、笑顔の裏に何かを隠してるようでこわい。



「な、な、なんで!?あたしとあなたが!?」


「親父の会社にまぁ、よく行くんだけど。ウザイんだよね。いい寄ってくる女どもが」



軽く毒を吐く。
整った顔をして、言うことはキツイようだ。



「それとあたしはなんの関係……「野宿でいいの?」



有無を言わさない顔でこちらを見る。



「野宿はちょっと……」


「じゃあさ、俺のカノジョになるよね?」


「なっ……」



なにこの強引な御曹司。



「こんな豪邸で暮らせるんだよ?なんか不満でも?なかなか贅沢なんだね、君」



唇と唇がくっつくんじゃないかってほど顔を近づけてくる。



「~~~!ふ、不満とかそんなわけじゃなくて!」



こんなに近くにこんな整ったイケメンで。
さすがに顔が赤くなってしまう。

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