あの日の記憶が笑う
しばらく走っていると、数メートル先に曲がり角がある。確かあそこは曲がるんだっけ。




さて、ここでだ。




曲がり角と言えばイケメンとの衝突事故!そして恋愛への発展!




これは恋愛漫画でははずせない。恋愛小説でも同じだろう。




つまり、ここはスピードを落とさず走り抜けるべきだ。




ここから私のhappy lifeが始まる!happy高校生活だ!!




そして……




ドーーーーーーーーン!!!




強い衝撃が…………




…………無い。




あれ??確かに人の気配を感じたんだけどな……何故だ??




私は走りながら今さっきの自分の行動を思い出す。




走って…曲がって…確かに人はいた。しかも同じ制服を着てたような…でも…あれ??私その人を避けた!?見事に避けちゃった!?まさかの!?あのタイミングで!?めっちゃ良い感じだったじゃん!恋愛に発展すること確定だったじゃん!何でだよ!何で私の体は反射神経委員だよ!




いや、待て。なんか今おかしかったぞ。いや、なんかおかしかったか?




まぁいいか。いつもつっこんでくれる伊丹さんがいないと何を間違えたかも分かりゃしねぇや。




って、ありゃ?私は何故に走ってたんだ??




今日は天気が良くて清々しいぜ。




こんなに天気の良い日はゆっくり桜でも眺めながら歩いて行こうじゃないか。はっはっはっはっ歯。
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