好きって言ってほしいのは、嘘つきな君だった。
何…、この状況。
冷静に頭を働かせようとしても、全くと言っていいほど上手くいかない。
ただ、私の上に大志がいる。それだけは分かる。
「舞、今日の勉強はここまでにしよっか?」
「へ…?」
「もう俺、今すぐお前が欲しいんだけど」
「…〜ッ!」
スッと、Tシャツの中に大志のひんやりとした手が入ったのが分かった。
くすぐったくて、恥ずかしくて、思わずビクッと身体が反応する。
大志…なのに。
相手はあの、いつもバカやってる大志なのに。
私はこいつに、もう翻弄されていた。