好きって言ってほしいのは、嘘つきな君だった。



「た、いし…」

「…何?」



キュッと大志のTシャツを掴んで名前を呼ぶ。




もう、私だってこのドキドキを止められない。


恥ずかしくてたまらないけど、私も大志が欲しい。




けど、一つだけ。


「私…、初めて、なんだけど」

「……は?」



その事実を告げれば、大志は驚いたように目を丸くした。




「マジ?」

「マジです」


信じられないのか、もう一度聞かれる始末。




あぁもう、恥ずかしくて死んでしまいそうだ。



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