イジワル男子の甘い声








そしてやってきたデート当日。


パパのことでまだモヤモヤは残ったままだったけど、今日だけは置いておこうと決めた。


前に買って家でファッションショーごっこした時一度しかきていない花柄の白ワンピース。


これを着ようか…。


いやでもやっぱり似合わないかなぁ。


可愛い着たい!と思ったものと、自分に似合うのは違うからなぁ。


あぁぁ。


ノアにメッセージで写真を送ったら、グッドスタンプしか来なかったし。


時計を見ると、長い針は45を差している。


あと少しで約束の10時じゃん!


どうしようどうしようどうしよう。


こんな女の子っぽいもの…。


いや、あのノアがいいって言ってくれたんだ、自信持っていいよね。


頑張って髪の毛だって巻いてみたんだ。


クローゼットの奥底にしまっていたヘアアイロンを引っ張り出して。


うん。よし、もう決めた!


朝の6時に起きて、勝手に弁当だって作ったんだ。


最後に鏡で全身をチェックして、玄関を出た。


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