イジワル男子の甘い声
「あの、本日のご予定は…」
「プラネタリウム」
「えっ?!」
柏場の声に思わず立ち止まって声を出してしまう。
まだマンションのエントランスを出たばかりだっていうのに。
「ん?プラネタリウムダメだった?」
「ううん!ううん!」
顔を横にブンブン振る。
「私、プラネタリウム見たことないから!嬉しい!楽しみ!ずっと憧れてたの。嬉しいよ柏場くん!ありがとうっ!」
「あそ…わかったから、そんな幼稚園児みたいにはしゃぐな。行くぞ」
柏場くんは、すぐに私から目を晒すと、そう言って少し強引に私の手を再び引っ張った。
「へへ、ごめん。つい…」
そんなにうるさかったかな…。
だって嬉しいんだもん。