花と君といつまでも(完結)
せっかく来たんだしという事でゆっくり水族館を回る事にした。

「綺麗だなこの魚」

「うん凄く綺麗」


会話もあまりしてないが、心は凄く満たされていた。右手も大きい彼の手に包まれている。

彼の方を見ると 優しく目を合わせ繋いだ手にグッと力が入っていた。まるで私を安心させるかのように


「なぁ紫苑ってよんでいいか?」

「いいよ、」


いつの間にか敬語も取れて
本当の恋人同士みたいだった


時間はすぎ、当たりは暗くなっていた。

そう言えばお昼も食べてないし
そんな食べるほうじゃないから私は平気だけど 大丈夫かな水原さん


「食べに行こう お腹空いた。近くにいい店があるんだ」

「うん、もちろん行く」


居酒屋とかは食べなければいい話
でも、食べなきゃいけなくなるよね...
あるかな食べられるもの
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