花と君といつまでも(完結)
次の日、様子を見に店に行こうとした所
花屋もanceFrも【長期休業】と張り出してあった。


なにがあるんだ?


そう思っていた時




「おい、純也」

後ろから声をかけられた。



「親父...」


「お前、最近どうしたんだ
家にもろくに帰ってきやしない」

「すみません」


俺は正直それどころじゃない


「婚約の件だが」


すっかりその事を忘れていた
でも答えは一つ
親父は許さないかもしれない、だが俺は家や会社を捨ててまで紫苑と居たいと思っている


「親父、俺は愛する人と結婚したいんだ」

親父の顔が曇っていくのがよくわかる


「純也何言ってるんだ。許されるわけなかろうサユリだって君を愛しているんだぞ」


「俺は、会社を捨ててでも 親父から勘当されようとも 月島サユリとは結婚しない。」


サユリとの関係は親が決めた婚約者と言う間柄だけであり、それ以上でも以下でもない。



「ほう、お前の愛する何処の馬の骨かもわからぬ女は今どこにいる」


それは...





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