キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
昨日と同じ、砂嵐が流れている。


その中に真っ黒な影が現れた。


まだ人型にも見えないモヤのような影が動いている。


そしてそれは途中で消え、《残り5日》という文字がハッキリと浮かび上がって来たのだ。


それは昨日リナの家で見たあの文字と全く同じものだった。


「死へのカウントダウン」


沙良が呟くようにそう言った。


「そんなこと言わないで!」


あたしは沙良のスマホから視線をそらし、そう言った。


沙良が死ぬまであと5日?


そんなバカなこと、あるハズない!!


自分自身にそう言い聞かせるが、心臓はバクバクと跳ねっぱなしだ。


もしかして。


万が一幸穂と同じようなことになったら?


そんな不安と恐怖がどんどん湧いてくる。
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