たったひとつの愛を君に



痛む身体をなんとか動かし、薬を飲む。

それでもやはり痛みは引かない。

私は地面にうずくまっていた。

どんな体制でも痛い。

寝転がっても身体の重みで痛い。

どうしろというのだろう。

辛くてまた涙が流れる。

薬が少し効き始めた頃、気を失うかのように

私は意識を手放した。


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