たったひとつの愛を君に



「私、学校辞めます。」

私はしっかり担任の目を見て伝える。

そう、私はこの学校を辞めようと思う。

「理由は?」

真剣な目をした担任が聞いてくる。

「この体調じゃ多分休学期間終わっても登校できないし、留年しても学費が勿体無いと思うんです。」

「だから辞めて家で療養しようと思ってます。」

そうやっとの思いで伝えた。


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